イベント・相談会

在日コリアン1世が日本に来た経緯や抱えていた国籍、管理された渡航の問題は、実は十分には知られていません。

本講演会では、『密航のち洗濯 ときどき作家』と いう書籍を取り上げます。ごく稀少な在日コリアン1世の日記が見つかったことが発端となって書 かれた本です。

本書の共著者である大阪公立大学の宋恵媛さんをお招きし、この日記を残した尹紫遠の人生と文学についての解説、植民地期から戦後まで続いた日本政府による朝鮮人の渡航管理についてお話しいただきます。

また、戦前及び戦後直後の在日朝鮮人差別の原型についての宋恵媛さんの講演を受け、弁護士の空野佳弘さんに、戦後の日本国憲法の下でもその差別は放置され、さらに在日外国人全般の処遇に引き継がれたことをお話しいただき、現状と将来のあり方を考えます。

この機会に、日本における現在の入国管理、国籍 の問題を一緒に考えてみませんか ?